マーチンゲールの法則

色々な売買戦略とその評価

マーチンゲールの法則というものがあります。取引で負ける毎に倍の掛け金を課すというものです。

例えばまず1万円の利益及び損失を想定して取引を想定します。

CAD/JPYを1万ドル買い、1円上昇で1万円の利益で利確、1円の下落で1万円の損失で損切りといった取引です。

勝てば次の取引も1万円をかけます。負けた場合に次は2万円を賭けて取引をします。すると勝てば(一度1万円負けているので)トータル1万円の利益、負ければトータル3万円の損失となります。

負けた場合は2万円の倍で4万円の賭けを行います。するとやはり勝てば今まで負けた分をすべて取り返して1万円の利益になるわけです。これを繰り返します。

負ける度に倍の金額を賭けていけば、どこかで一度勝てば今までの負けをすべて取り返して利益が出る。というものです。

この方法は昔勝率が良いといわれている自動売買にも使われているという噂がありました。マーチンゲールは投資の世界では「使うと破滅する」と言われています。

掛け金が負ける度に倍々に膨らむため偶然負けが重なるとすさまじい損失になるためです。

1回目を1万円とすると、2回目:2万円、3回目:4万円、4回目:8万円、5回目:16万円、6回目:32万円、7回目:64万円、8回目:128万円、9回目:254万円、10回目:508万円、11回目:1016万円、12回目:2032万円、13回目:4064万円、14回目:8128万円、15回目:1億6256万円 となっていきます。 Oh‥

さすがに10回連続で負けるとか可能性は少なそうですが、どうも投資の世界ではそうはいかないようです。なぜなら投資は一度できたトレンドは一定期間連続するといわれているからです。

ある方法で「負けた」場合、その戦略が相場に合っていない可能性があり、同じエントリーでは連続的に敗北する可能性があるのです。

以前にあえてマーチンゲールの法則を使うべく動いてみたことがありました。エントリー回数を少なくする想定での戦略です。

①オシレーター指標を使う方法(私はストキャスティクスが好きで色々考案していました)

20%以下に低下した際に1回目エントリー。負ければ2回目を%Dと%Kがクロスしたときにエントリー、3回目は20%域から出ていくときにエントリーするという方法です。これでも負ければ一旦終了とします。

②時間軸をずらしてエントリーする方法

まずは日足でエントリー→負ければ週足でエントリー→最後は月足でエントリーというものです。

どちらもグダグダになってあまり十分評価ができずやめてしまいました。変に戦略が固定され、身動きがとりにくく、普通に裁量トレードしていた方が良かった気がします。

どこかで必ず勝つ、マーチンゲールの法則、使ってみたくなってしまう魔力がありませんか?

ぐだぐだになったもみじ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました