シロガヤに刺されたとき

海の危険

シロガヤ、あまり聞きなれない名前ですが潮だまりの岩などから生えている羽のような生き物です。

 出典;Wikipedia keisotyoさん撮影

小さな白い羽根のような姿をしたヒドロ虫の仲間で 、本州北部以南の日本各地で見られます。私にはシダ植物に見えます。

多くの羽根が並んで集まった様な群体をつくります。羽根に見えるものは1枚が数cmほどで、中心部分はやや黒っぽい色になります。 潮が引いても水に隠れる位置で生息し、岩の上でつながっています。羽部分に刺胞を持っており、刺されると痛みます

触れると痛みが走り、2~3日後に水疱ができてきます。酷いときは患部と周辺が大きく腫れることもあります。痛みは長く続きませんが、しばらく痒みが残り、跡を残すこともあります

刺された場合

体にまだ付着しているようであれば軍手やプラスチックカードなどでゆっくり取り除きましょう。素手で触らないようにしてください。

45度以上のお湯に傷を浸すと、毒が不活性化され症状がましになるといわれています(治療の文献は多くなく、データとしてまだ少し不十分な印象です。わかればまた追記していきます)。

治療方法

全身状態の悪化など、重症化することは基本的にありません。

誘発された炎症に対し、強めのステロイド外用剤を使用します。1~2週間で色素沈着となり、軽快するようです。

受傷と治療に関してはあまり多くの文献がありませんでした。全身に刺されたりすると重症になるかもしれませんね。

シロガヤが一般的ですが、羽根の部分が黒いクロガヤ茶色っぽいものなどの別種でも同様に刺されます。海での羽っぽいものはあまり触らない方がよさそうです。

手袋やラッシュガードで素肌をさらさないようにしていきましょう~。

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