頑張って裁量トレードをしていた頃は絶対うまくいく方法(聖杯)を求めて色々考えていました。そんなものは無さそうというのになかなか気付けませんでした。
絶対もうかる投資はありませんが、似たようなものならあります。
初期投資がなければよいのです。それはポイント投資。クレジットカードのポイントは皆さんどうされていますか?
私は期限付きのポイントをいつも失効してしまっていました。もったいない。でもちょうどよく欲しい商品もないんですよね。まずポイントを確認することすらめんどくさいです。
そこで、ポイントが投資されるクレジットカードがあります。ポイントが失効せず現金になるだけでも価値があると思います。
ポイント投資では自動プログラムで投資されるものや、小額から株などが購入できるものもあります。
ポイント投資は全く元手がかからないという意味では絶対儲かる投資です。反面ほとんどの場合少額からの投資であり、一攫千金は難しいでしょう。
まだ投資を経験されていない方。とにかく損をしたくない方、先ずは勉強からと考えている方におすすめです。
がっつり投資をしている方々にとっては「おまけ」の位置づけと思います。
以下のようなカードなどでポイント投資ができます。今回は「お金をかけず」がテーマなので年会費が必要なカードはこってりとした調査ができていません。
インヴァストカード
基本はカード使用金額の0.5%がポイントとして還元されます。年に1回使用されていれば年会費(1250円)は不要になります。
インヴァスト証券に口座開設が必要で、マネーハッチとして運用されます。
投資先は以下の通り(口座残高次第で選べないものもあります)です。いずれも一旦設定すればずっと勝手に自動売買されます。
- 世界株ETF自動売買
- 世界株ETF自動売買、1.5倍
- S&P500自動売買
- S&P500自動売買、1.2倍
- 日経225ETF自動売買
- 日経225ETF自動売買、1.2倍
- 高利回り社債ETF自動売買
- 高利回り社債ETF自動売買、2倍
一旦設定すれば放置でよいのがうれしいところです。
メリット
- 一度設定すれば放置しておけばよい。
- インヴァスト証券のトライオートETFと併用すると同じ口座で楽。
デメリット
- カードの還元率が0.5%と低め。(以前1%であったのが引き下げられてしまいました)ヽ(#`Д´#)ノ
ゴールドカードでは年会費5500円で還元率が0.75%になり、旅行傷害保険が付いてきます。
すでにインヴァスト証券に口座がある方、付与ポイント率にあまり興味がなく放置したい方にお勧めです。
私(momiji)はインヴァストカードで投資中です。 今まで(2021年9月)まで47242円分のポイントを積み立て、利益は3525円です。カード投資は「おまけ」の位置づけなので世界株ETF自動売買、1.5倍を選び放置プレイ中です。
カードで買えるものはなるべくカードで購入。また引き落としやふるさと納税もできるだけカードを使うようにしています。
MATSUI SECURITIES CARD
カード使用額の0.5%がポイントとして還元されます。
松井証券の口座開設が必要です。
投資先は以下の3通りから選択することになります。いったん設定すれば自動で積み立ててくれます。
- ひふみプラス
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス
自動で積み立てられるのがうれしいところです。
メリット
- 自動であり、一度設定すれば放置できる
- eMAXISなど低コストのインデックスファンドを買い付けることができる。
デメリット
- カードの還元率は低め。
すでに松井証券に口座を持っておられる方はすぐ始めるとよいのではないでしょうか?一度設定してしまうとあとはカードを使って何も考えないでよいのは既出のインヴァストカードとこのMATSUI SECURITIES CARDのみです。
めんどくさがりな私(momiji)はポイント投資は放置したい派です。放置したい派の方はインヴァスト証券か松井証券が良いと思います。
dカード
docomoのポイントですね。dポイントは還元率が色々複雑です。基本は還元率は1%です。
日興フロッギーに口座開設が必要です。
100ポイントから株を購入していくことができます。株以外にETF、REITも購入できます。期間、用途限定ポイントも使えるのがうれしいところです。投資を学びながらdポイントをもらうこともできます。
またNISAにも対応しており、100万円までは購入手数料が無料となります。
メリット
- 工夫してdポイントを貯められる人はポイントが多くなりやる気が出る。
- ドコモユーザーでdカードをよく使う人はポイントが効率よくもらえる。
- 小額からいろいろ試してみたい人に向いている。
デメリット
- 銘柄選択が嫌いな人、めんどくさいと思う人には向かない。
dカードゴールドでは年会費11000円となります。基本の還元率は1%と同じですが、ドコモの携帯料はポイント還元率10%など様々なところで高い還元率を受けられます。使い倒す場合は良いかもしれません。
楽天カード
基本的にはカード使用額の1%がポイントとして還元されます。楽天市場でのお買い物ではポイント3倍、特約店ではポイント2倍となっています。
楽天証券に口座開設が必要です。クレジットカードでも投資ができ、その投資額に対してもポイントが付くのでポイントを効率よくためていくには楽天が一番でしょう。
投資信託、国内株式に投資ができます。
NISA、積み立てNISAに対応しています
メリット
- ポイントの還元率が高い。
- 楽天でのお買い物が多い人はとにかくポイントが多くたまる。
- ポイントを色々考えて遊びたい人にはもってこい。
デメリット
- 色々考えるのがめんどくさい人には向かない。
- 投資に使えるのは通常ポイントのみ。
ポイントをためる効率は楽天カードが最も優れているのではないでしょうか?
また楽天カードで証券口座のいらない「楽天ポイント運用」は投資の疑似体験だけであり、実際の投資ではないのでご注意ください。
セゾンカード
カード使用額の0.5%がポイント(1000円で1ポイント、1ポイントは交換場所にもよるが5円程度の換算になります)として還元されます。
100ポイントから運用チャージでき、1ポイント単位で取引可能です。
ポイントが永久不滅ポイントなのが特徴です。投資せず、ポイントをためることが中心であればセゾンカードが良いのではないでしょうか?
投資先は以下の通りです。
- 日本株(TOPIX)コース
- アメリカ株(VOO)コース
- アクティブコース
- バランスコース
- 資産形成の達人コース
- グローバルバランスコース
- 株式コース
メリット
- セゾンカードは細かく分類すると71種類のカードがあり、自分が良く使うお店のカードを作ればポイントがたまりやすい。
- 永久不滅ポイントである。
デメリット
- ポイントがたまってからチャージをする必要がある。
- カードの還元率は低め。
セゾンカードは永久不滅ポイントが売りですが、そもそも投資に回した時点で永久不滅になるので投資前提であればこのメリットは「微妙」です。
すでにセゾンをよく使っている方が投資も並行して開始するイメージになるのではないかと思います。
エポスカード
カード使用額の0.5%がポイントとして還元されます。
tsumiki証券の口座開設が必要になります。
投資先は以下の通りです。
- セゾンバンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- コモンズ30ファンド
- ひふみプラス
- まるごとひふみ15
上の4つはNISA対応です。
海外旅行傷害保険が自動でついています。海外旅行が好きな方はお得です。
メリット
- 積み立て投資をカードで行うと追加でポイントがもらえ、年々追加でもらえるポイント率が上がる。
- 海外旅行傷害保険がついてくる。
デメリット
- 自動積立でない。
- カードの還元率は低め。
エポスポイント投資は口座開設は必要ありませんがポイント増減のみ(現金化できない)となります。
Tポイント投資
Tポイントでもポイント投資ができます。
①SBI証券でのポイント投資、②ネオモバでのポイント投資の2つがあります。
①SBI証券
100ポイント(100円)から投資信託の買い付けができます。金額買い付けのみとなりす。
NISAに対応しています。
メリット
- SBI証券は様々な商品を取り扱っており、口座を持っている人は追加で投資できる。
- 取引や投資信託の残高によって追加でTポイントがもらえる。
デメリット
- 自動での積み立てに対応していない。
SBI証券は株、FX、ETF、投資信託あらゆる商品がそろっています。1つの証券会社で色々な取引ができ、追加でTポイント投資もできます。
証券会社を1つにしておきたい人はSBI証券が良いのではないでしょうか?
②ネオモバ
積み立てたTポイントから1株単位で株の購入ができます。またFX取引もできるのが特徴です。
メリット
- FXの取引もできる。
デメリット
- 口座利用料が月に220円かかる。
- 自動積立に対応していない。
FXをポイント投資で運用できるのは面白いです。このサイトはFXをいかに気楽に行うかというのがメインテーマの1つです。ポイントでFXの練習や作戦の検証をしてみるのも面白いかもしれませんね。
ラインポイント投資
ラインポイントでも投資ができます。
Line証券での口座開設が必要です。
利用ポイントを入力して利用します。株を1株から買い付けることができます。信用取引で3倍までの取引をすることができます。
メリット
- ラインの画面から取引ができる。
- 信用取引ができる。
- ラインポイントを使い切れていない人には向いている。
デメリット
- ラインポイントを獲得することが必要。
- 自動積立に対応していない。
ラインポイントは新しくポイントを獲得しなければ180日で失効してしまいます。ラインポイントがたまって使い道がない方は是非とも利用するのが良いのではないでしょうか?
まとめ
ポイント投資に関しては基本無料でスタートできるので、やらない手はないと思っています。特にポイントを失効しがちな方はお金を捨てているのの同じなので是非投資に回しましょう。
放置していたいか、ポイントを追い求めていくかで使用するべきクレジットカードや証券会社が違うので自分のスタイルに合わせてやってみてください。
支払いをひたすらカード決済にして損をしないポイント投資をしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m
コメント