momijiは以前、海で素潜りをして楽しんでいました。
昨年から銛でしっかり魚を突いてみようと思って銛デビューしています。
銛自体はそこまで高価ではないものの、ヘタッピなmomijiはすぐ岩を突いて銛先をダメにしてしまいます。銛先のみ買うのが高い‥。
「だったら自分で作っちゃえ」と作ってみました。
作り方の基本はこのサイト(関西お魚つき)で紹介されているもののパクリです。きっしーさんありがとうございます。自分で工夫したのは銛先です。
使ったのはこの道具(ルーター)と金槌のみです。
ルーターは小さいものよりやや大ぶりなものがおすすめです。作業効率が全然違います。
手持ちの銛がこれ、これがサンプルです。
使ってみた感触として、もう少し長い方が良い気がします。momijiが下手なだけかもしれませんが‥
設計図
材料
1⃣ボンド類
①UVレジン‥塗ってから日光に当てるとすぐ固まります。超便利、100均。
②ハードコート‥女子がネイルの下地に使うもの。塗るとほどなく乾燥、100均。
③エポキシ樹脂のボンド‥混合して使用。100均。100均のものはすぐ固まるので注意。
2⃣部品
①本体‥オールステンレス、180㎝。径13mm。1078円。
②釘‥12.5㎝のものを使用。大体100円。15㎝のものは径が太く、削ってから入れこむ必要があり、削るのが面倒なため12.5㎝を採用。
③‥M6に合うステンレスの全ネジ。195円。ルーターでよい長さに切って使用。ステンレスは硬くて切るのが少し面倒。
④ナット‥M6、長さ3㎝。1個40円×3個使用。
⑤6角ボルト、ワッシャー‥これもM6で統一。値段忘れました。各100円位。
⑥リング‥M6、大きさは好みで。492円。
3⃣ゴム
単体での写真なし。
ホームセンターで1m300円程度で購入。ネットで筋トレ用を購入する方が良いかも?
4⃣他、糸など
家に合った釣り用の細いPEラインを使用。他縫い糸も使用。まあ糸は何でもよいと思います。
作成
①手元側(ゴム装着側)
組み立てて隙間にハードコートを塗ります(左)、その後エポキシボンドをべたべたにして(右)、ステンレス棒本体に入れ込みます。大体きっちり入る大きさ。その後隙間にさらにエポキシボンドを塗ってしっかりとした防水にします(下)。
②銛先側
長さを決めてルータで切ります(左)。ここで1つ切るのに15分程度かかり、結構しんどかったです。切れたものが(右)です。
手元側と同様にしてエポキシボンドで入れます。これで本体は完成です。
③銛先の制作
銛先は皆さん工場などで作っており、簡単に作れる方法はネット上では見つけられませんでした。そこで、釘を使って作ってみることにしました。これはオリジナルです。
小さい釘と大きな釘の頭をルーターで落とし、釘先もルーターで研磨、その後斜めに溝を掘ります(これもルーターで)(左)。小さい釘を溝にはめてハードコートで仮止めします(右)。それを裏側でも行います。
釘接着部を細い糸(PEライン)で巻き、それをレジンでコーティングしました。実は銛自体は昨年作っています。その際も同様の銛先を作ったのですが、糸を巻かずにレジンでのみ固定をしていました。その場合魚を外す時に返しも壊れてしまいました。そのため今回は糸で補強したわけです。この銛先はまだ使っていませんが、そう簡単に返しが壊れることはないはずです。
頭を落とした釘に糸を巻いて(左)‥M6高ナットにねじ込みます。内部がネジになっているので、ねじ込めばそう簡単に抜けません。超大物ならやばいですかね??。ねじ込んでからやはりレジンで固めます(右)。
銛先は結構簡単に作れました。釘が比較的柔らかいので1時間あれば4本程度作れますね。これで簡単に銛先を変えられるはずです。また、先が丸くなっても研磨すれば元通りにできる?
作った銛先達です。なんか凶悪ですね。錆び対策でオリーブオイルを塗って数日乾かします。乾燥するとべたべたしません。
長いものは15㎝の釘で作ったものです。これはギリギリ太くてナットに入らなかったため、やはり研磨して細くしてから力いっぱい入れて作りました。
装着するとこんな感じになります。しっかり締めこめば空いたネジの部分はなくなります。
④引きゴム
引きゴムは作るとこんな感じ。
こいつを付けて完成です。後はお好みで滑り止めなどを付けてみてください。
おまけ
ちなみに昨年は間違ってステンレス巻きパイプで作ってしまいました。ステンレス巻きパイプは内部が錆びるとのことで良くないようです。
もったいないので合体させて延長できるようにしてみました。本当に使えるのかどうか??ですが‥
ステンレス巻きパイプは同じ径13mmでも若干内部が狭く、M6ナットが入りません。銛先を作るときは、下の写真の様に周囲を削ってから入れる必要があります。
内部が錆びると困るのでしっかり目にボンドで固めます。
連結には下の部品を使いました。すべてM6ナットでするのが理想ですが、削るのが面倒になったためこれを使ってさぼったわけです。
左の道具は簡単に連結できて便利ですが、ネジがW1/4であり、M6とジョイントできません。連結に右の道具を使います。
やはりボンドをしっかりと使ってぶち込みます(左)。連結ナットを装着(右)。これで銛先のネジに連結できます。ステンレス巻きパイプは90㎝であり、これで2.7Mちょいの銛にできます(まだ未使用でどれほど突けるかは不明です)。
昨年自作の銛で突いたミノカサゴです(銛は180㎝+銛先の長さ)。ヘタッピでこいつとタコしかつけませんでしたが‥一応はワークするのではないかと思っています。
ミノカサゴはヒレを切って持ち帰り塩焼きにしました。かなり美味くてびっくり!
そんな怖い魚よう食うな!ともみじ。
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