いままでは一般的に10年程度のスパンでかなりの円高になっていることが多いです。この手法は単に円高の時に投資をすればうまくいきやすいというそれだけです。
投資手法の内容
円高で世間が騒いでいる時に投資をすればかなりの確率で勝て、かつ大きく勝てます。
円高であれば為替でクロス円の仕込みにはもってこいです。また、円高の際は株なども安くなっており仕込み放題です。
円安の時はひたすら原資をため、円高に備えます。世間が円高で阿鼻叫喚になったときに投資を発動します。
momijiの実際の取引
この手法を行おうと考えつつ、十分に実践できていません。それだけチャンスが少ないです。
アベノミクス前の円高局面で少し買いましたが、ビビって少ないポジションしか持てませんでした。そのまま上がってしまい、薄利でした。
その後、円高投資のマインドで相場と向き合ってきましたが、中途半端な形のトレードが1回CAD/JPYでできているのみです。それを供覧しつつ、改善できないか考えてみたいと思います。
CAD/JPY月足チャートです。
緑の買いで徐々に買い増しています。すでに「トラリピ」を運用していました。90円付近では間隔をあけてポジションを構築、5円の幅で円高になればなるほど購入間隔を狭く、購入量を多くし、利確の幅も増やしています。
かなり良い作戦です。
その後紫の部分で多くが売り終わっていますが、すべてのポジションが紫部分で利確したわけではなく、手前でもある程度の量を利確してしまっていました。
結局最大のポジションは72000CADを保有し、70万円程度の利益を得ました。
一見成功ですが、不満が残ります。
手法の評価
この方法は実行できればかなり良い方法です。
しかし、不満な点、改善点を考えると多数出てきます。ごくまれにしか来ないチャンスで、たった数十万円の利益では悲しいものがありませんか?
①まず時間の問題です。
円高はいつまで待つべきか?いつ来るかわからないチャンスを延々と待てるほど人は強くない気がします。外国には山にこもって生活し、チャンスが来た時だけ下山する仙人のような投資家がいるそうですが、自分はできない自信があります。
特大な円高のみを狙うのは時間のロスが多いと考えます。まっている間に有利なトレードができればそれにこしたことはありません。
②大きなポジションを取るべきレートはどこか?
上の実際の取引では75円以下になった際に大きくポジションをとっていく手法を考えていました。しかし大きくポジションを展開する前に上昇に転じてしまい大きな利益にはつながりませんでした。
逆に大人買いしてしまった後にさらに大きく下落した場合、大損→退場もあり得ます。
③利益確定はどこでするか?
待ちすぎて再度下落しても面白くないですし、利益確定が早すぎれば薄利で終わってしまいます。
結局どうすべきか?
現在答えは出ていませんが、「裁量トラリピ」が一つの答えの形ではないかな?と考えています。
トラリピをきっちり仕掛けたつもりで資金を用意し、実際は緩く仕掛けます。定期的な値動きの範囲では少ない利益しか出ませんが、リスクも減らせています。大きく下がってきた場合に裁量トレードとして追加のポジションをとるというものです。
例として、上のCAD/JPYで説明をします。
まず0.1円刻みで1000カナダドルずつポジションをとり、0.7円程度の値上がりで利確するトラリピを仕掛けたと想定し、そのトラリピがリーマンショックレベルの下落に耐えられるような資金を用意します。
実際には0.2円刻みでしかトラリピは運用しません。そうすればポジションの量は半分になり、もう半分の資金を裁量トレードとして使います。
「トラリピを仕掛けたつもり」で動くので、裁量トレードとして構築してよいポジションは(トラリピを0.1円刻みで購入した場合のポジションの量)から(現在のポジションの量)を引いたものになります。
こうして追加で作れるポジションを限定すれば損切りの心配をせずに裁量トレードをすることができ、大きなチャンスもものにできるでしょう!
momijiは実際にはトラリピとは別の口座でこの方法を試し始めています。この「トラリピ」+「裁量トレード」が現在バランスが良く、最もおすすめと思っている方法です。
もう少し詳しくは 「裁量トラリピ」 をご覧ください。
大きく育ってほしいのはもみじの肉体ではなく、momijiの資産なのですよ!
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