オムツかぶれを治療する

ちょっと使える皮膚科の知識

小さい子供のオムツかぶれ(お年寄りも‥)、なかなか治らなくて困ることはありませんか?

オムツかぶれで肛門周囲がかぶれている時、それはオムツではなく便にかぶれています。便の直接的な刺激から湿疹の反応が起こっているのです。

さらにウンチを拭いたりするときの刺激でも悪化し、困ってしまうのです。

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どうやってきれいにするか

ウンチは軽く洗ってしまうのがベストです。しかし、毎回洗うわけにもいきません。拭くときはべちょべちょにしたティッシュペーパーでそっと拭いてあげてください。

ウンチが拭けたら乾いたティッシュペーパーなどで擦らずに押し当てて拭いてあげてください。

予防であれば、「テープかぶれを予防する」で紹介したリモイスコートで被膜を作っていくのも良い方法です。

使いやすいグッズ

バリケアパウダー。これがおすすめです。

白いパウダーが入っています。

このパウダーは便の刺激を中和する効果があります。

粉のまま肛門周囲に振りかけておいても良いですし、軟膏などと混ぜて外用することもできます。予防でも治療でも使用できます。

私(momiji)は100mlのカップにアズノール軟膏を60グラム程入れておき、その余ったスペースにバリケアパウダーの粉を適当に入れて混ぜます(100ml中80ml程度になるイメージで入れると混ぜてもこぼれにくいです)。ウンチを拭いた後にやや厚めに塗ってもらう様にしています。

正直混合する割合は適当で良いです。上記のアズノールは病院での処方になります。市販で購入できる軟膏としてはワセリンがあります。混ぜて厚めに外用していきます。水をワセリンではじきつつ、それでも残る刺激をバリケアパウダーで中和していく作戦です。これでかなりのおむつかぶれを予防(治療も)していくことができます。

すでに炎症が起こってしまっている場合はさらにステロイド軟膏を混ぜていくこともできます。炎症がある場合は単純なかぶれではなく、細菌感染やカンジダ感染のこともありますので一旦皮膚科を受診しておいた方がよいと思います。

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