EUR/GBP
お勧めNo1の通貨です。
日本円を介していない通貨ペアで最も扱いやすいと考えています。( ̄ー ̄)b
以下は2005年から2021年のチャートになります。
0.81位(黄色い線)を中央値として現在は高値圏(売りでエントリーすべき圏内)で動いていることがわかります。現在の金利としてがポンド>ユーロであり、売りでトレードしたほうが気スワップの関係上楽にトレードできます。
さらに、いかに2016年から現在のチャートを追加します。ちょうど上のチャートの最終5年分になります。
ここ5年間程度は0.83~0.95の狭い範囲で動いていることがわかります。
このためハーフ&ハーフで戦略を練った際、0.83から上部分に売りを仕掛けていけばよいことになります。私の方針としては戦略は時々見直しては調整、追加したほうが良いと思っていること、また資金効率を考えて最初からすべての値幅には仕掛けない方が良いと考えています。そのためちょうど中央値の黄色い線付近にはオーダーを出していません。下がってきたら追加するかどうか考えます。
メリットとしては以下の通りです。
- 長期的に高値圏にあり、いずれは中央値(黄色い線)に向かって収れんする可能性が高いと考えられること
- 売りでエントリーした際にスワップがプラスであること
- ここ5年程度は狭い範囲で安定していること
上記の点からトレードを考えます。
①全体に売りを仕掛ける戦略として、0.850~0.949に0.001間隔で100本の売りとなります。利確幅は相場にもよりますが0.006としています。これは動きによって調整してきましょう(小動きが続けば利確幅を狭くするなど)。 おすすめでは0.85~としていますが、これはマネースクエアでは1回の注文が100本までしかできないため、まずは0.85より上方を仕掛け、より下がってしまった場合に追加を検討しているためです。
②最もよく動いている範囲に細かく仕掛ける戦略として、0.85~0.8995に0.0005間隔で100として売り、利確幅は0.002としています。
momijiは現在①と②の下半分(50本のみ)運用しています。②が毎日何らかの取引をしてくれており、時々①が追加されるイメージでとても気持ちが良いです。
さてEUR/GBPのデメリットはどうでしょうか?あえて考えると、長期的に金利変動などがおこり、ユーロの金利がポンドの金利を上回ってしまった場合想定範囲を超えてユーロが上昇、0.95を超えてどこまでも上昇してしまった場合に含み損が拡大、マイナススワップとなるとポジションを持つのがつらくなってくると思われます。また想定通りに中央値付近に収れんした場合作戦の変更を余儀なくされます(この場合損にはなりません)。
AUD/NZD
お勧めNo2です。(^_^)
大前提としてオセアニア通貨は世界経済のイベントに対し同じような動きをします。このためオセアニア通貨同士のペアでは、大きな変動を起こしにくいのが特徴です。通貨分散を考えた時まず入れておきたいペアになります。AUD/NZDが大きく動くのは通常金利差が拡大したときです。
同様に2005年から2021年のチャートをしめします。
1.18 位を中心として低値圏で推移していることがわかります。
さらに最近7年間のチャートが以下になります。
上の黄色い線が全体の中央値、下の黄色い線がここ7年の中央値になります。7年間程度1.00~1.13あたりの狭い範囲でうろついており、中央値はほぼ1.07となります。
ハーフ&ハーフで戦略を立てた際、1.13より下方で買いエントリーすればよいことになります。
メリットとしては以下の通りです。
- 他の通貨ペアに比べ、世界的な経済のイベントに対して安定
- 日本円に左右されない
- ここ7年程度は常に狭い範囲内での変動に終始している
上記の点からトレードを考えると
①ハーフ&ハーフとして1.13より下方に買いでトラップを仕掛けるのが基本となります。1.001~1.130まで130本、0.008(8NZD)で利確。としました。
② 最もよく動いている範囲に細かく仕掛ける戦略として1.07を中心として上方に1.07~1.13までに売りのトラップを、下方の1.07~1.00に買いのトラップを仕掛けるのが良いのではないかと思われます。おすすめでは振幅の中心に資金を多く投入し、周辺には少なめにしています。マネースクエアのサイトではダイヤモンド戦略として紹介されています。
さてAUD/NZDのデメリットはどうでしょうか?1つはスワップが売りも買いもマイナスであることです(共にスワップ0の会社もあります)。決済されない建玉は重荷になります。また長期間の中央値である1.18に動意づいてしまった場合、②で作った売りの建玉はすべて含み損+マイナススワップの2重苦に立たされることとなります。
このため、安全重視の場合、当面買いのみのオーダーが気楽でしょう。また効率重視で②の戦略の場合、もし想定範囲を超えて上昇してしまった場合、損切りを検討すべきかと思われます。
CAD/JPY
お勧めNo3です。(^_^)
クロス円の代表格です。アメリカの経済に引っ張られます。資源国で国内が荒れておらず周りに明らかな敵国がいないのが強みでしょう。
同様に2005年から2021年のチャートをしめします。
中央値が約95円です。95円から下をハーフ&ハーフの買いで攻めていきます。例によって売値圏(95円より上方)はマイナススワップとなり注意が必要です。最近5年程度の傾向からでは75円~90円の範囲で仕掛けを開始してもいいのではないでしょうか。
メリットとしては以下の通りです。
- クロス円の中でレンジ相場になっており、扱いやすい
- 中央値から下(2021年8月現在)でプラススワップ圏内での値動き
- 当面75円~90円の比較的狭い幅で動いている
細かいトレードとしては90円から75円の間に買いのトラップを仕掛けておくのがよさそうです。CAD/JPYに関しては今後上記レンジが外れても買いとっらぷは95円から70円まで広げていく予定です。狭いレンジで設定しておき、下落してレンジアウトした場合には1回の購入量を2000などに上げてついていく方法もよさそうです(資金が必要ですが‥)。
さてデメリットはどうでしょうか?あまり大きな懸念はありませんが、仮にマイナススワップになると気分が悪いということ。また、世界経済に激震が走って急速に下落した際に含み損が増えることでしょうか?対策としては、最初から全値幅に注文しておくのではなく、狭いレンジで設定し、レンジアウトした場合にトラップを追加していくのがよいとかんがえています。
EUR/JPY
お勧めNo4です。(^-^)
2005年から2021年のチャートは以下の通りです。
中央値は125円程度。125円より上方に売りのトラップを仕掛けていきます。買いではマイナススワップとなるため、他のクロス円を取引します。
大切なのはクロス円で唯一現時点(2021年8月)までは売りでマイナススワップにならないことです。クロス円でトラリピを仕掛ける際、マイナススワップを避けようとするとほぼすべてのペアで買いでエントリーすることになります。その際、急速な円高がおこるとポジションが膨らみすぎて不安になります。EUR/JPYでは売りでエントリーをメインにするので、円高の際に利益確定され、ポジションを減らすことになり、緩衝材として期待できます。 (^_^)V
メリットは以下の通りです。
- 売りでスワップがマイナスにならない唯一のクロス円通貨ペア(超大事)
細かいトレードとしては125円より高値を売りでトラップ設定していきます。当面は135円までをレンジとして設定すればよいのでないでしょうか?これもレンジが外れてきた場合は追加設定していきます。またEUR/JPYでは買いは行わない予定です。クロス円が下落したときはほかの通貨ペアも下落していることが予想され、他の通貨ペアに力を入れた方が良いと考えているからです。
デメリットはどうでしょうか?ユーロ自体が多くの国の集合体という変わった通貨なので動きが読みにくい印象を持っています。またもし金利が上がってしまった場合、今でも売値圏にあるのにさらに上昇し、多量のポジションがマイナススワップのまま塩漬けになる可能性があります。ユーロに関しては金利上昇に気を付けて、売りでのスワップがマイナスになった際はどう逃げるかを考えておいた方がよさそうです。
NZD/USD
最もおすすめから外れて、ややおすすめに位置します。
クロス円以外の追加として。分散におすすめ。かつ大きくレンジ相場になっています。2021年8月現在では売りがプラススワップ、買いがマイナススワップになっています。
長期チャートは以下の通りです。
中央値が0.68位、ハーフ&ハーフでプラススワップの売りで仕掛けていきいます。
メリットは以下の通りです。
- クロス円以外での分散が期待できる
- 中央値より上で移動しており、売りでスワップ利益がマイナスにならない
戦略としては0.68~0.75の範囲に売りトラップを仕掛けていきます。他の通貨ペアと同じでレンジアウトした場合には、スワップ、世界経済、資金量を考え、追加のトラップを考えます。
デメリットです。この通貨ペアはスワップの変動が激しそうだと考えています。日本円はもちろん長期0金利、ユーロはマイナス金利です。しかし、米ドルはゼロ金利からやや高金利に変化しますし、ニュージーランドドルも以前は高金利、今は低金利です。一時はマイナス金利導入もささやかれました。この通貨ペアはスワップが目まぐるしく変わる可能性を秘めています。
NZD/JPY
クロス円の買いでお勧めの通貨2です。
NZDは以前高金利通貨として、スワップ派といわれる人たちがBUY&ホールド飲みされていました。現在は金利が大きく下がってしまい、スワップ利益のうまみはありません。それでもまだ安定した値動きになっています。「さすが先進国」といったところでしょうか?中国の経済に左右されます。
長期のチャートは以下の通りです。
ハーフ&ハーフで攻めていきます。現在(2021年8月)は売値圏ですね。momijiは今試験的にNZD/JPYで売りトラップを行っています。利益はトータルとしてはプラスです。しかしすでに想定利益をマイナススワップが上回っているポジションがあり、心の負担になっています。
メリットとしては以下の通りです。
- クロス円で安定している通貨ペアの1つ
- 国家としての敵が少ない
中央値付近での動きが長く続いているペアなので中央値(70円)から±10円程度でトラップを仕掛けるとよさそうです。でもなるべく買いで仕掛けた方が気分が楽ですね。
デメリットはどうでしょうか?NZD/JPYのスワップが上がるとNZDが買われて上値に張り付く可能性があります。その時売りで持っている通貨ペアの含み損とマイナススワップに苦しめられることになります。
GBP/JPY
暴れ馬と称される投資殺しのペアです。その名の通りボラティリティーが高く、長期的な値幅も251円から116円と広く、トラリピ向きではない通貨です。
長期のチャートは以下の通りです。
上述の通り、 広い範囲に仕掛けるのはかなり恐ろしい通貨になります。
しかし最近5年間は155円から125円の幅の中で移動いているようです。(+_+) GBP/JPYは買いでスワップがプラスですし、現在の幅が底値圏の30円に入っているのであれば買いのトラリピを仕掛けることがよさそうです。155円より高値になってしまった際追いかけるかどうかは状況次第でしょう。個人的には好きな通貨ペアです。
メリットは以下の通りです。
- 買いではプラススワップ維持
- 動きが荒く、仕掛け方によっては高頻度に利確できる
- 155円以下の値幅で長期安定(崩れた時はおすすめから外れるかも)
155円から125円までに買いでのトラリピを仕掛けていきます。0.25幅での買い、1円で利確すると利確頻度は上がります。私は資金的な理由からまだ1円幅での購入、2円幅での利確となっており、今後は買、売りの値幅とも減らしていく予定です。
デメリットはどうでしょうか?やはり上にも下にも大きく動くことだと思います。欲をかいて広い値幅に仕掛けると、1方向に急速に動いた際資金的に耐えられなくなる可能性があります。仕掛ける時には資金が下落に耐えられるかしっかり計算しておく必要があります(他の通貨ももちろんですが)。
AUD/JPY
クロス円の中でCAD、NZDと共に人気のあるペアです。動きとしてはNZD/JPYと似た形をとります。
長期のチャートは以下の通りです。
AUD/JPYは人気のクロス円です。以前はスワップのうまみもありましたが近年はスワップのうまみがありません。基本的にNDZ/JPYと似た動きをするので、先ずははどちらかで仕掛け、資金的に余裕があればもう片方を追加すればよいかと思います。
メリット
- NZD/JPYと同じで長期的に安定している。国家としての敵も少ない
- 2021年8月時点では買い値圏での推移になっている
momijiはNZD/JPYの方が好きなので、AUD/JPYはややおまけでの運用です。20201年8月現在で買い値圏、NZD/JPYが売値圏になっているので入れ替えも視野に入れます。
デメリットはどうでしょうか? NZD/JPYと同じくスワップが上がるとAUDが買われて上値に張り付く可能性があります。その時売りで持っている通貨ペアの含み損とマイナススワップに苦しめられることになります。 また、売り買いともにマイナススワップとなる可能性もあります。
AUD/USD
クロス円以外の通貨で前述のNZD/USDと同じような値動きです。 クロス円以外の追加として。分散におすすめ。かつ大きくレンジ相場になっています。2021年8月現在では売りがプラススワップ、買いがマイナススワップになっています。
以下長期のチャートです。
中央値が0.76位、中央値の黄色い線がチャートのやや下気味ですが、これは表示範囲以前に0.46という低値があり、それを考慮した中央値としているためです。
メリットは以下の通りです。
- クロス円以外での分散が期待できる
- 中央値付近での値動きが続いており、狭い範囲でのハーフ&ハーフを設定できる
中央値より下での推移であり、買いでマイナススワップとなります。中央値付近での攻防が続いているのでマイナススワップを許せば中央値付近でハーフ&ハーフの設定が良いと思われます。
デメリットです。この通貨ペアもNZD/USDと同様にスワップの変動が激しそうだと考えています。日本円はもちろん長期0金利、ユーロはマイナス金利です。しかし、米ドルはゼロ金利からやや高金利に変化しますし、オーストラリアドルも以前は高金利、今は低金利です。スワップが目まぐるしく変わる可能性を秘めています。
USD/JPY
誰もが知っている最も有名な通貨ペアでしょう。(@_@)
長期チャートは以下の通りです。
USD/JPYは日本では最も大事というかメジャーな通貨ペアでしょう!中央値の線がやや上方に位置しているのは、このチャートの少し前に147円という高値が存在しており、それを入れて計算すると中央値は110円付近なるからです。ここを中心にハーフ&ハーフを仕掛けます。
メリットは以下の通りです。
- 最も取引されている通貨ペアであり、情報が多い。
- 長期的にはレンジ形成。
チャートみるとUSD/JPYは長期間での値幅がかなり大きいものになります。しかも膠着するとなかなか値が動かずイライラさせられる印象があります。
近年は100円~110円の幅で動いているのでその間にしかけるのもよいと考えます。しかし、予想を超えて下がってしまった場合資金膠着が起こりやすいと考えます。このため私としてはややおすすめ度は低くなります。
デメリットとしては仕掛けるレンジがやや広くなってしまうことだと思います。
お勧めできない通貨ペア
TRY/JPY
高金利で投資家からめとり、苦しめ続けているペアではないでしょうか?momijiはこの通貨ペアに手を出して数年間の資金膠着をおこしてしまいました 。(TдT)
長期のチャートです。
どうでしょうか?この見事な右肩下がり。一見こんなの買うやつバカだろう!と思うでしょう。でも2010年頃から2015年頃見てみてください。人口が増えていて将来性がある。さらに以前より下がって40円から55円位をうろうろしている。しかも高金利。おいしい!!と思いませんか?右側のチャートを手で隠してみると底値で動いているなんとも素晴らしい通貨に見えるのです。そこで40円から50位で買いトラップをしけると、「おいしい」と思ったのは1年位。その後は無限地獄です。今のチャートを見れば今が底値にも見えますよね。でも今後デノミが起こるかもしれませんよ!
高金利通貨はインフレが起こっており、それを制御できないために高金利にしていることが多く、金利での収入を大きく超える含み損が発生します。熟慮の末投資すべきです。私は二度と手を出そうとは思いません( ̄へ ̄井)。
メリットはありません。(高金利はむしろデメリット)
デメリットはレンジを形成しないことです。
取引は裁量取引を行うべきです。
ZAR/JPY
同様に手を出してしまい、傷を負ったペアです。はい僕はバカでした。(=_=;)
TRY/JPYと同じです。先進国でない高金利通貨は取引すべきではありません。
メリットはありません。(高金利はむしろデメリット)
デメリットはレンジを形成しないことです。
取引は裁量取引を行うべきです。
MXP/JPY
現在いろいろなところでスワップ目的で利用されています。
TRY/JPY ZAR/JPYのようにどんどん値を下げる可能性が高いと考えます。
裁量トレードが良いと考えます。
高金利通貨おまけ
高金利通貨をこき下ろしてしまいました。でも・・・持ってるだけで金利で儲かってしまうならその国の人はみんな大金持ちになりますよね!そうなっていないということは高金利を上回る欠点があるものなのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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