4年前に仕込んだ淡水真珠の貝を開けてみました。
仕事と子育てで多忙な時期、山になかなか行けませんでした。光物好きなmomijiは「それなら自分で作ってやろう!」と愚かなことを考えたのです。
さすがに海水の貝は家で飼えず、「淡水真珠を作ろう」、さらに面白い色の物も作って大儲けしてやるなどと考えたのでした。
淡水真珠を作ってくれる貝は池蝶貝。
僕の掌よりでかいっすよ!
今は純粋な日本の池蝶貝はほぼおらず、中国産の池蝶貝とのハイブリッド種であるヒレイケチョウガイとなります。画像上のヒレっぽい部分が純粋な日本産では目立たず、もう少し丸っこい形になります。
真珠のopeに関しては田村真珠さんに教えていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。興味あります!と突撃したら教えていただけました。
本日は4年前に仕込んで家の池(大きなRV用BOXを置いただけのもの)で育てていた子を捌きます。
大きな貝は1日ドラム缶1杯くらいの水をろ過し、エラでこしでプランクトンを食べています。職場の帰りに濁った水を汲んできたり、別の(貝が入っていない)水槽を作ってプランクトンをわかせて投入するとか、とにかく餓死させないのが大変です。
今まで「死ぬな―」と言って育ててきた子を捌くのはなんか泣きそうです。アサリなんかは平気で100匹くらい酒蒸しにするのにこの差は何なんでしょうか?すまん貝!心を鬼にして貝を開けていきます。
貝を開くと外套膜に傷痕があります。以前opeした時のものです。
5つ仕込みました。どれくらいになっているでしょいうか?
開けたところ。
あれ、真珠のふくらみがなさそうですね。失敗か?
探してみるとこれだけありました。
小さいし、2個しかありません。4年間育てて?これかよ!失敗です。真円にすべく実験をしていたのですが‥
むかつくので以前成功したやつなどの画像です。3年間で収獲。
色とりどりで綺麗です。
BB弾を核にすると大まかな球にはなりますが、売っている真珠の様になかなかなってくれませんね。
貝の内側です。とてもきれい。
アラゴナイトの層とタンパク質の層が積み重なって一定の光を反射する(回折格子)となってこのように光ります。
何匹も捌いてきましたが、元気に過ごしている貝はこのようにきれい。弱っているらしいものはなんか白っぽく濁っていることが多かったです。
momijiはもともと魚の「タナゴ」に興味があったのですが、淡水二枚貝の保護活動などを将来やってみたいと思っています。
しかし貝を飼うのはなかなか難しいです。色々な餌で飼えないが実験してみましたがうまくいきません。小さい貝はすぐ(大体半年位で)餓死してしまいます。
今、お家に二枚貝がいなくなってしまいました。またアイデアを出して実験していきます。
貝殻に入って眠るもみじ
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