momijiの資産運用の中心はFXで行っています。以前は裁量トレードを頑張っていましたが、思ったように運用益は伸びませんでした。伸びたと思ったらリーマンショックで手痛い損失を負いました。それを必死で取り戻して‥。疲れる割には資産が増えませんでした。一度勝っても次また勝っていける保証もないですし‥。そこで、出会ったトラリピに軸を徐々に移しています。
トラリピは余分な感情や疲れがトレードに影響せず、ある程度放置でき、資産運用の要になっています。運用資金的にまだ実現はできていませんがこの記事の設定に近づけていく予定です。
これからトラリピを始められる方は、この目標設定が参考になると思います。資金と相談して仕掛けるペア、レンジ、本数を決定してみてください。
一気にすべて仕掛けるのではなく、おすすめ通貨ペアで、現在の位置が偏りすぎていないものを選び、ゆったりと仕掛けてみてください。為替は常に動いているので、動きに合わせて戦略を追加してくのがおすすめです。
現在の設定は「現在のトラリピ設定」で公開し更新していきます。まだこの目標設定まで届いていませんが月10万円程度は利確できています。(^o^)→2023年は残念ながらユーロ高にやられ、ほぼ利益が出ませんでした。このため、安全率を重視した新しい目標設定を公開します(2024年1月)
さて、トラリピとはマネースクエアが提案している為替トレードの手法です。簡単に言うと、決まった値段での売り買いを設定しておけば、自動で行ってくれるというものです。最も簡単なプログラムトレードと言ってよいのでないかと思います。プログラムで勝手にトレードしてもらうのは、自分で決めたルールを守って運用ができることでもあります。
為替の理想とする戦略は少しずつ変化します。一度設定したら放置ではなく目標設定も現在の設定も少しづつ変えていきます。
※2021年8月8日に公開した記事を、2022年1月2日リライトし再度公開しました→2023年の目標設定を2023年、1月8日にリライトして再度公開しました。→2024年1月14日にリライトしています。
トラリピをお勧めする理由
まずトレードとしてちゃんと稼げるのか?が一番ポイントでしょう。為替は多くの通貨ペアが長期間の中では一定のレンジ内で動いていることが多く、上下する運動が勝手に稼いでくれる可能性が高いからです。
裁量トレードで大勝ちするような一攫千金的な勝ち方は全くできませんが、広い範囲に売り買いを設定しておけば安定的に利確し続けてくれます。
この方法を初めて資金としては10年で約2倍に増えました。途中設定の失敗で5年間ほど資金が増えませんでしたがそれでこの結果なら十分おすすめできるのではないかと考えます。
また、裁量トレードでは本業が忙しい時や、精神的な波にトレードが左右されてしまいます。ストレスフリーで取り組め、毎日お賽銭のように?資金が増えていくのはとてもうれしいものです。なので忙しくてトレードができないかた。損切りができないかた。こつこつ増えていくのに安心感をおぼえるかた。そんな人に最適と考えています。
- エントリー、エグジット、損切りのストレスから解放される
- 安定的な利確が期待できる
- しばらく放置でき、時々微調整すればよい
- 着実に資金が増えていく実感がある
トラリピの問題点
おすすめしているトラリピですが、もちろん短所もあります。まず、基本的に含み損を常に抱える戦略であり、一方向に動き続けると最悪ロスカットされてしまいます。このため、暴落を想定してロスカットされない様に戦略を立てる必要があります。
また以下の「スワップについて」で記載しているように高値でつかんでしまい、レンジアウトしてしまうと大きな含み損を抱えたまま資金を眠らせてしまうことになります。レンジアウトしてしまうと資金効率は一気に落ちてしまうことになります。
長期投資が前提ですので、金利差が変動し、トレードに影響する(ステージが変わってしまいついていけなくなる、手持ちの大量のポジションすべてがマイナススワップになると不安になってくる)ことも考えておいた方がよいでしょう。
- 常に含み損があり、想定外の暴落があればロスカットのリスクがある
- マイナススワップが負担になることがある
- 長期間の運用が必要である
- 大きな失敗をした通貨ペアがあると取り返すのに時間がかかる
上記の問題点をふまえて戦略を練っていきます。それらを踏まえた目標設定(2024年バージョン)が以下になります。一旦設定しすれば一生続行と言っているブログもありますが、トラリピには賞味期限があると考えています。想定した相場は数年で変わっていくので戦略も変えていく必要があると思います。
◎おすすめ!先ずはこの通貨ペアからどうぞ。
○まあわりとおすすめ。通貨ペアを増やすならここから。
△おすすめ度は低い。資金が余れば考慮。注意して少しずつエントリーが良い。
前年からの変更点が多くあります。
1 . EUR/JPY、USD/JPYを採用から外しています。
USD/JPYなど月足でダブルトップになっています。円のキャリートレードが終われば急激な円高に見舞われる可能性があります。売りはマイナススワップがえぐく、精神的につらいのと、いつ下落が始まるかで安定感がありません。こんな通貨はトレードしないに限ります。相場が落ち着けばエントリーしましょう!
2.クロス円以外を中心で運用し、ハーフ&ハーフの中央部分のトラップを薄くします。
いずれの通過も一方方向に動きすぎることがあります。その際戦略の出だしとなるハーフ&ハーフの中央部分に大きな含み損が発生し、収益の足を引っ張ります。収益性よりも安全性を考えた戦略としています。
3.クロス円は全て△としています。
戦略は残していますが、円安が続いており、まだ稼働する価値がない状態と思われるためです。円が高くなってき際は稼働対象となりますが、円の金利が予想以上に高くなった場合は要注意ですね。
毎年目標とする設定は変更しており、一番最後に今までの設定をのせています。
目標設定の基本戦略解説
①可能な限り戦略はハー フ&ハーフでおこないます。 ハーフ&ハーフとは、過去のチャートで中央値から下がれば買いでエントリー。中央値から上がれば売りでエントリーする方法です。ハーフ&ハーフの利点として起点が中央値にあるということが大切です。以下にあるのがサンプルとしたAUD/JPYのチャートです。
全期間をカバーするように買いのみでエントリーしたとします。すると、グラフの黄色い雲部分で買ってしまったポジションは少なくとも8年間利確がほとんどできずに資金の膠着がおこることがわかります。含み損を抱えてずっと待っているのは資金効率が悪く、複利で運用しにくいだけでなく、精神的にもやる気がなくなってきます。また時間経過によってスワップが変動し、マイナススワップになってしまうと悲惨です。ポジションを持った値段より離れたところで損切りするとダメージも大きいです。(何十回分もの利確を吹っ飛ばすことになります)
ハーフ&ハーフではトレードの起点を中心(黄色い線部分)に持ってくることで、黄色い線より上では売り、下では買いでエントリーすることになります。中央値がポジション0の状態ですから、何度もこの位置に近づくことがわかります。このため資金の膠着が起こりにくく、通貨ペアとして運用を終わりにしたいと思った際にも損が少なく終了できることになります。
2022に一気に円安となり、多くのトラリピ愛好者が肝を冷やしました。ハーフ&ハーフとしていても一方向に急速に動いた場合すさまじい損を抱えます。
資金量も踏まえ、安全率を確保する場合、ハーフ&ハーフの起点部分は設定レンジを広くしたり、購入単位を減らすなどすると安全率が一気に高くなります。
②選択する通貨ペアとしては基本的には先進国通貨ペアのみです。長期にわたってある程度のレンジ相場を維持してくれないとそもそもトラリピが成り立ちません。先進国は基本安定しており、大きな為替変動(急激なインフレやデフォルト)が起こりにくいと考えます。
1つの通貨ペアで失敗すると大きな痛手を負いますのでしっかりレンジ相場になっている通貨ペアを選んでいく必要があり、一方向に走りやすい通貨ペアは避けていくべきでしょう。
高金利通貨に手を出すのもお勧めしません。私は以前欲をかいてトルコリラ、南アフリカランドに手を出してしまいました。結果数回利確しただけでどんどん下落、思い切って損切りせずに利益の範囲内で損切りを続けた結果、5年程度収益なしになってしまいました。長い!!。これさえなければどんなに楽だったか‥。そもそも、高金利通貨は金利を高くしておかないとインフレになってしまうために仕方なく金利を上げています。通貨価値の下落に歯止めがかからないことが多く、スワップ利益よりも含み損の増加が上回り結果手痛い失敗のもとになります。高金利通貨は売りでもマイナススワップで心がそがれますし、いいことがありません。上級者が裁量トレードするのがよいでしょう。高金利通貨に手を出すときはしっかり準備をして始めてください。
③スワップについて、おすすめの△や設定なしの通貨ペアはスワップ利益がマイナスになっているものです。なるべくスワップがプラスとなるトレードをしたいと思っています。
ハーフ&ハーフの場合スワップが0もしくはプラスの取引圏とマイナスの取引圏に分かれてしまいます。(共にマイナスもあり)。通常スワップ利益がマイナスであっても自動売買による利益の方が大きいため、気にかけないのも一つの手です。資金量の多い方やメンタルに自信があれば問題ありません。 私はかなり気になってしまい。ストレスになります。
決済益でプラスなのにスワップで結局マイナスの取引があればそれは最初からポジションを持たないにこしたことはありません。スワップマイナス圏での取引オーダーは一定の範囲内で動くことが想定されて初めてオーダーしたほうがメンタルに余裕がでると考えます。
マイナススワップを可能な限り防ぐ方法として、クロス円に関して、多くの通貨ペアではハーフ&ハーフの買いを中心に稼働させます。売りレンジは以前EUR/JPYを中心としていましたが、EUR/JPYの売りスワップがマイナスになり、あまり濃く仕掛けない方が良いでしょう。
④分散投資について、現在は上記の◎の運用のみをどんどん重ねていくだけで結果がついてくるとおもいます。また、そのような投資をされている方もいらっしゃいます。あえて上記の様に10種類の通貨ペアを運用しているかというとブラックスワン時の安全確保です。
例えばクロス円のみで運用している場合、日本に何かイベント(大地震など)があったとしたらどうなるでしょう?急速に為替の変動が起こり、ストップロスになってしまうかもしれません。いろいろな通貨ペアで分散して運用し、リスクを減らしましょう!
基本戦略のまとめ
- ハーフ&ハーフを心がけた設定にする
- 先進国通貨ペアで行う
- プラススワップでの取引を優先する
- 資金があれば多くの通貨ペアに分散投資する
資金に関して
上記目標設定を安全に運用するには2500万円程度資金が必要と思われます。私もそんなに用意できず、当初は350万円からのスタートで途中入金しています。資金に余裕がなければおすすめのペアから1つづつでも運用開始。さらに注文値幅を広めにとってポジションが膨らみすぎないよう調整してみてください。
トラリピは以下のバナーから開設できます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。momijiの実際の運用は資金が少ないため、これをもとに◎の通過ペアも中央を薄くし、△は運用しないなどかなり変形させています。
momijiの実際の設定は毎月調整しアップしています。
含み損の計算や、各通貨の戦略に関しては別の記事で書かせていただきます。
以前のおすすめ設定
下の図が2021年にお勧めとして挙げていた図になります。比較対象としておいておきます。
2022年のものは以下になります。
2023年のものは以下になります。
一度設定したら、果報は寝て待てまちましょう~
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