トラリピを運用していると「なんか悔しい」と思うことが多々ありませんか?明らかに底値で買ったと感じるポジションを(設定どおり)早めに決済してしまったり、「もっと買っておけば一気に資金を増やせたのに」なんて感じることも多いのです。もっと下がるだろ!と思うところで買ってしまったりもします。
そこで、トラリピを利用した裁量トレードなるもの行っています。「裁量トラリピ」と勝手に言っておきます。(私は)トラリピをしながら裁量トレードをすると結構うまくいっています。
やり方は簡単です。AUD/NZDで見てみましょう。まずは以下のチャートで、イメージをわきやすくするために買いでのエントリーを考えます。
目標設定ではこの通貨ペアは1.070(黄色い線)より下は買い下がる設定です。0.001下がるにつれて4000購入、0.002上昇で利益確定です(1.040より下は3000の購入になっています)。この設定を利用して裁量トレードを行います。
裁量トラリピの方法
- まずトラリピを稼働させます。これで値動きの実感がわきます。そこで稼働させているトラリピを見ながら開始していきます。
- 同じだけの必要資金を用意します。(わかりやすくするため、私は別の口座で行っています)
- 価格が下がり、ポジションが増えていくのを確認しながら様子をみます。
- 自分がエントリーしたいと思った時、今までトラリピでできた建玉と同じだけポジションを作ります。
- トラリピと同じで損切りはせず、上昇したタイミングで手じまいします。それだけです。
ちなみにmomijiはトラリピはマネースクエアで、裁量トラリピはセントラル短資で行っています。とくにAUD/NZDの取引ではマイナススワップが少ないのはセントラル短資で重宝しています。
取引のイメージは以下の図のような感じです。チャートは日足です。例えば大きく下がったと感じた時だけポジションを作ることにして取引をすることにしてみましょう。
上の図左の緑色の矢印がトラリピでのエントリーです。きれいに均一にポジションを作っています。今回の裁量トラリピでは大きく下がったときのみ購入することにしているので、1.070から大きく下がったときにポジションを取ります。トラリピでポジションを作るはずであった7個分を一気に購入します。また下落すれば同様に購入していきます。
このような買い方をすれば、必要資金を減らしてポジションを作ることができます。トラリピと同じか、少なめの建玉になり購入単価も減ることで安全率が上がります。トラリピより安全運転になっているので、ロスカットはせずに利確したいときに利確します。
購入のスタイルは上記のように「大きく下がったときにポジションを作る」でもよいですし、MACDやストキャスティクス、RSIなどのさまざまな指標でポジションを作ってもよいですし、自由です。
大事なのは、ある値段でどれだけポジションを持ってよいか最初から決まっていることです。
裁量トラリピの利点
- 資金が少なくて済む。
- 大きく動くまで待って大量のポジションを作り、大勝ちにつなげられる可能性がある。
- 自分の試したい裁量トレードをロスカットを気にせず行うことができ、精神衛生上良い。
裁量トラリピの欠点
- 自由度があるため、ルールを守れなくなることがある。
- 怖がって(下がるのを待ちすぎて)建玉が減ってしまうと想定より利益が減ってしまう。
資金に余裕があれば追加で(おすすめ)、資金が少ない人はトラリピを設定したつもりになって、ルールを守って運用すればより少ない資金で大きな利益を狙えるはずです。(^-^)
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