お勧めしているトラリピですが、資金が増えるのは結構時間がかかってしまいます。年利10%程度の利益確定できていますが(それって実は結構すごいんだけど)、セミリタイアまでもっていくのは時間がかかってしまいます。
やっぱり資産運用を早めに始めた方が有利なのではないでしょうか?
大金をそろえるのは大変なので、資金管理のお話に引き続き、いろいろな通貨ペアを少なめな資金で運用できるか考えてみたいと思います。
最も少ない資金で効率よく運用できる通貨ペアはずばりAUD/NZDです。
少額でのAUD/NZD運用
最近7年間のチャートで話を進めます。上の黄色い線は長期的な中央値です。
1.070(下の黄色い線)を中央値として上下運動しています。1.070以下を買いでエントリー。必要資金を減らすため、1回の購入量を目標設定より減らし、2000とします。そのうえで0.001ずつ1.010まで買い下がります。ほぼ最低値の1.000まで下がることを想定します。利確は0.002(利確幅は状況次第で変更)幅で4NZDの利益です。
上記の想定で含み損を計算します。計算方法はトラリピの資金とリスク管理を参照ください。結果必要資金は38万8800円となります。
AUD/NZDでお勧めな理由としては、1.070より上は資金を増やさずに売りでエントリーできることです。1.070より上に行った場合、買いで持っていたすべては利確され、新しいポジションを持つことになるので倍の範囲で仕掛けられることになります(1.070を中心としたハーフ&ハーフになります)。
売りの場合はここ7年程度の安定した相場が崩れ、値動きが上方に放たれてしまうと含み損が膨らみロスカットされるリスクがありますので、注意が必要です。
この取引はマイナススワップに注意が必要です。マネースクエアでは0.002刻みの利確想定でのスワップをゼロにするキャンペーン中です(2021年8月時点)。
先ずはこの通貨ペアから開始が無難でしょう。
少額でのEUR/GBP運用
最もおすすめとしていたEUR/GBPは、少ない資金でのお勧めとしては2番手になってしまいます。ハーフ&ハーフで攻めて資金を減らしていくこともできます。
トラリピの資金とリスク管理でのEUR/GBPの②と同じ設定です。0.85から0.002間隔でのポジション作成とし、一番値動きの濃い0.90まで、実際には0.8980までポジションを持つことにして計算してみます。すると‥
1.000まで上昇してロスカットされない資金は38万3100円となります。
設定が0.002間隔なので、ポジションを持つ→利益確定の頻度はゆっくりになります。のんびり開始したい人にはお勧めですが、頻繁に利確を経験したい人にとって少し期待値としては落ちることになりそうです。
EUR/GBPをあえてハーフ&ハーフでオーダーしてみる
①0.8700を中心とし、0.001間隔でのポジション構築とします。0.8700~0.8990まで30本の売り。0.8400~0.8690まで30本の買いでトラリピを発注してみます。
これだと上記より広い幅を狭い間隔でオーダーできます。これで必要資金は53万7075円になります。
買いではマイナススワップになるのであまりしたい戦略ではありませんが、取引頻度を増やすならこちらの戦略もありかもしれません。
クロス円ではどうでしょうか?
少額でのCAD/JPY運用
75.50円~90円までに0.5円間隔でのトラップを31本仕掛けてみます。
65円まで下落すると想定すれば必要資金は54万2500円となります。
0.5円刻みだとやはり利確頻度が少なく、0.25円刻み、0.5円利確程度にした方がおそらく楽しめます。その場合は約2倍で100万円程度の資金があると理想的なようです。
ちなみにNDZ/JPY AUD/JPYもほぼ同じ程度のイメージとなります。
NZD/JPYは55円~70円のレンジに買いトラップを仕掛け、45円までの下落を想定すると同じ計算になります。
AUD/JPYでは70円~85円のレンジに買いトラップを仕掛け、60円までの下落を想定すると同じ計算になります。(AUD/JPYの最低値は54円ですが‥)
メジャー通貨のUSD/JPYでの少額運用
100.25円~110.00円のレンジで、0.25円間隔の買いトラップ40本を考えます。
2016年以降のレンジで動いてくれる限りは100円が下値のめどになります。その場合の必要資金は20万5000円。しかし、最低ラインの75円まで耐えようと思うと120万5000円となり、最低ラインまで耐えられる設定はやはりかなりの資金が必要ですね。いったん下落してしまうと耐えるだけ投資になってしまう可能性があるのがつらいところです。
少額でのGBP/JPY運用
上の黄色い線が長期的な中央値になります。
125円から155円のレンジで1円刻みでの買いトラップを30本仕掛け、115円まで低下すると75万円の資金が必要になります。同様に楽しもうと思えば0.5円刻み程度以上が理想になり、150万円程度の資金が必要になります。
GBP/JPYは現在低圏であり、極端に下がらなければずっと想定内の運用ができますのでUSD/JPYよりも個人的にはおすすめです。USD/JPYの場合レンジ内なら良いですが、100円以下ではただ耐えることしかできないので全く楽しめなくなってしまうからです。
トラリピを少額で運用スタートするおすすめ順
40万円程度でAUD/JPYでのトラリピスタート。利確と定期的な入金でEUR/GBPを追加。その後段階的にCAD/JPYかGBP/JPYを追加。こんな感じで進めていくのが個人的にはおすすめです。
若い頃から投資を始めなかったのがmomijiの後悔の1つになっています。投資を考えておられる若い方の参考になれば幸いです。o(^o^)o
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